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9月, 2018の投稿を表示しています

Emacs 26.1のソースビルド

環境: Debian 9.5 stretch x86_64 インストール先をホームディレクトリ内にすればビルド自体には管理者権限は不要. ただし必要なライブラリをインストールするためにsudoを使った. ソースのダウンロード: http://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/emacs/ 依存ライブラリの導入 他に足りないライブラリがある場合は次節でconfigureしたときに教えてくれるから適宜インストールする. 手元の環境ではlibncurses5-devとlibgnutls28-devが足りないと怒られたので sudo apt install libgnutls28-dev libncurses5-dev を実行. 最近はもっぱらCUI版しか使ってないからGUIは放棄したけど, GUI版をインストールする場合は下記参照. インストール 別段難しいことはなく ./configure --prefix=/home/name/.local/ --without-x make make install でオッケー. 10分もかからなかった. これでインストール時に指定したディレクトリ (上の例だと/home/name/.local/bin) に実行ファイルが生成されるから, 普通に実行すればいい. GUI版のインストール フル機能のGUI版には追加で libgtk-3-dev , libtiff5-dev , libgif-dev , libgd-dev が必要. 適宜インストールしてconfigure時に without-x オプションを外せばよい. ただしGTK+3にディスク容量190MBくらい必要. emacsの実行ファイル自体は49MB->54MBでGUIつけてもそんなに大きくなる訳ではない.

Emacs on WSLのクリップボード

問題 手元の環境 (Debian 9.5 on Win10 1803) だけかもしれないけれども、cmdのコピペ機能(つまり右クリック)を使って Emacs on WSL にペーストしようとすると、非常に重い、とてつもなく思い。短文ならともかく500行とかコピペしようとすると数分固まる。20行くらいでも時間がかかる。そのうえ、インデントが妙なことになる。最悪。 解決策 PowerShellの Get-Clipboard コマンドを使えば、Win10のクリップボードの中身を取り出せる。そこで、PowerShellコマンドを呼び出して出力をバッファに書き込むようにすればいい。 reddit に書いてあったスクリプトを修正したものがこちら。 (defun wsl-paste () (interactive) (insert (shell-command-to-string "powershell.exe -command 'Get-Clipboard'"))) (global-set-key (kbd "C-c C-v") 'wsl-paste) これで C-c C-v でWin10のクリップボードからペーストする。 いまいち検証しきれてないけれども、 (setq x-select-enable-clipboard t) 設定と相性が悪い模様。このところGUIはほぼ使わなくなってたので、こちらを消すことで対処した。 コメント これで爆速でペーストできるようになって一件落着。VS Codeに移行するかと本気で考えたけど、やっぱりEmacsのが使いやすい。