自分用メモとして, 2017年4月27日時点での手元のPC環境を記録しておきます. この環境を整えてからひと月も経っていないので, 今後いろいろと変更する可能性がありますが.
主としてTeXによる文書作成, たまにC言語/Fortran 90によるちょっとした数値計算を想定しています. 要するに, Bash on Windows万歳! という記事です.
PC環境
デスクトップ, ノートともにWindows 10 Creators Updateで, Bash on Windows (以下BoW) を使用しています. 従って事実上のUbuntu 16.04が動いています. BoWのインストールについてはこちらの記事がわかりやすいです (Anniversary Updateなので若干古いですが).
Windows側のアプリ
テキストエディタとしてAtom, PDFビューワーとしてsumatraPDF, グラフ作成にはgnuplot 5.0を使用しています. AtomおよびBoWのフォントはRictyです.
Ubuntu側のアプリ
gccおよびgfortranといったコンパイラは
sudo apt install build-essential --gfortran
により導入できます. BoW上ではEmacs 24を使っています (1回生の頃に使い方を教わったのがこっちだったので…)
sudo apt install emacs
TeX環境はTeX Live 2017 pretestをフルインストールしました. aptから手に入るTeX環境一式は古いので却下.
運用体制
作業ディレクトリは例えばWeak Lensingについて扱う場合には
C:/Users/"name"/Documents/Cosmology/WeakLensing/
で, BoW側からは
/mnt/c/Users/"name"/Documents/Cosmology/WeakLensing/
として参照できます.
ただ, 打つのが面倒なので/home/"name"/にC:/Users/"name"/Documents/Cosmology/へのシンボリックリンクを生成しています.
基本的にコーディングはWindows側のAtomで行い, それをBoWでタイプセット/コンパイルしています.
TeXは主にLuaLaTeX 1.0を利用していますが, いまのところ何ら問題には遭遇していないです. 流石にupLaTeXのがタイプセットが早いくらいでしょうか.
数値計算をする場合, BoWでgnuplotが動かないためgnuplotはWindows側で起動しておく必要があること, および数値計算結果に含まれる改行コードがLFになることに注意が必要でしょうか.
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